141. 森鴎外と白樺派

第60回面白白樺倶楽部開催のご案内

講師 林 尚孝 氏 (茨城大学名誉教授・農学博士)
期日 2006年5月12日(金)18時30分より
場所 当館コミュニティールーム

林先生のコメント
「信州白樺」第47号に、鴎外、荷風、白秋、志賀、柳などという珍しい顔合わせの会合があったことが紹介されている。自然主義文学に対抗するために、「スバル」、「三田文学」、「新思潮」と「白樺」が合同しようという相談が行われた。まとまりかけた話が、武者小路実篤の一言でご破算になった。それにより「白樺」が存続したのであるが、白樺の人々は森鴎外を尊敬はしていたが、好意をもってはいなかった。

仮面の人・森鴎外
「仮面の人・森鴎外」
2005年朝日新聞書評委員
(佐柄木俊郎氏)
お薦め「今年の3点」に選ばれた
漱石にくらべ、鴎外は謎多き人物である。その遺言は、官界の王道を歩んだ人のものとは思えない異様な内容である。若き鴎外がドイツ留学から帰国してからの二年間は波瀾万丈であった。ドイツ人女性の来日、赤松登志子との結婚と「舞姫」発表、長男於菟の誕生に続く離婚。この二年間の異常な出来事をこれまで説明することはできなかった。諸資料の解析によりエリーゼ・ヴィーゲルトを結婚するために招いたとしか考えざるをえない。この「舞姫事件」での苦い体験が鴎外に生涯にわたるトラウマを与え、それがいくつかの作品に反映している。拙著「仮面の人・森鴎外」を通して新しい鴎外像を紹介したい。

第60回面白白樺倶楽部 森鴎外と白樺派
講師略歴:
林 尚孝 氏
林 尚孝 氏

林 尚孝 氏
1933年大連市(現中華民国)に生まれる。1954年東京大学農学部農業工学科卒、東京大学農学部助手、山形大学農学部助教授を経て、1968年茨城大学に移り、東京農工大学大学院教授を併任。1999年茨城大学を定年退職、茨城大学名誉教授。2004年より諏訪清稜高校同窓会長。

《博士論文・著書》
「安息角による粉体物性の確率論的研究」(東京大学)
「仮面の人・森鴎外」(2005年同時代社)

日時: 2006年5月12日 18時30分より
場所: 白樺文学館 コミュニテイルーム
参加費: 1,000円
定員: 定員25名 どなたでも参加できます。

《お申し込み》
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