149. 白樺文学館第四回企画展と記念講演会のお知らせ

この度白樺文学館第4回の企画展示会「バ―ナ―ド・リ―チ展」―東と西を超えて―の概要がまとまりましたのでご案内申し上げます。

「東洋と西洋の結婚」という言葉を残し、国境を越えて争いのない平和な世界の到来を願ったバーナード・リーチは、小泉八雲の作品に強く魅かれ日本にやってきます。エッチングを通じて知り合った雑誌『白樺』の仲間、柳宗悦、志賀直哉、武者小路実篤らとともに、千葉県我孫子町(当時)の静かな美しい手賀沼を臨む高台に居住し、窯を築き陶芸家として出発しました。大正8年(1919)我孫子窯の作業場は突然焼失、若き濱田庄司とともに英国に帰国します。英国南西部コーンウオール州の港町セント・アイヴスに日本式登り窯を築き、柳宗悦の民芸の心を世界に広め、著名な陶芸家として活躍しました。

本展は、我孫子が生んだ世界の陶芸家B・リーチの生涯と数々の作品を紹介するとともに、「東洋と西洋との融和」の願いを現代に引継ぎ、我孫子とセント・アイヴス、日本と英国、東洋と西洋との親密な交流の一助となることを切に願って開催するものであります。多数の皆様のご来館、ご参加をお待ちしております。

白樺文学館の館内特別展示のほか、来年3月までに四回の特別記念講演会の開催を予定しております。各回講師には、バーナード・リーチのお孫さんを英国よりお招きするほか、ゆかりの深い方々を講師にお迎いし、興味深いお話しの数々がうかがえるものと、スタッフ一同おおいなる自信を持ってお勧めするものであります。

演題 「濱田庄司とバ―ナ―ド・リ―チ」
講師 濱田 琢司 氏 (日本学術振興会特別研究員:学術博士 濱田庄司孫)
日時 2006年8月11日(金) 18時30分より
場所 アビスタ(我孫子市生涯学習センター)第2学習室
概要 柳宗悦と祖父濱田庄司らと共にはじめた民芸運動と地域における現代工芸との関係、B・リーチと共に遠い異国の英国に渡り、日英交流の先人となった祖父の思い出などをおうかがいします。
演題 「小泉八雲とバーナード・リーチ」
講師 小泉 凡 氏 (島根県立島根女子短期大学助教授:小泉八雲ひ孫)
日時 2006年9月8日(金) 15時00分より
場所 手賀沼公園アビスタ・ホール
概要 B・リーチは19、20歳ごろから、小泉八雲(ラフカデオ・ハーン)の著作に親しみ、マイノリテーの異文化に対する好奇心を育み、来日の大きな契機となったといわれています。スライドを使用してハーンの生き方や、両者の生き方、価値観などについて語っていただきます。
演題 「祖父バーナード・リーチのこと」
講師 フィリップ・リーチ氏 (英国在住 陶芸家B・リーチ孫)
日時 2006年10月7日(土) 15時30分より
場所 我孫子駅前けやきプラザホール
概要 B・リーチの次男=マイケル・リーチの長男として親子3代の陶芸家。現在英国南西部祖父B・リーチの住んだセント・アイヴスの近くデボン州にスプリングフィールド窯を開き、陶芸家として活躍。数度に渡り来日するほどの親日家。今回は英国から企画展のために我孫子に来ていただき、祖父バーナード・リーチの思い出と彼自身の陶芸についてお話をおうかがいします。
  
演題 「B・リーチの生涯と芸術」
講師 鈴木禎宏 氏 (お茶の水女子大学助教授:学術博士)
日時 2007年3月24日(土) 13時30分より
場所 我孫子駅前けやきプラザホール
概要 「東と西の結婚」という言葉で知られた陶芸家、バーナード・リーチ。異文化の狭間で美の旅人が作り出したものとは。現代日本におけるB・リーチ研究の第一人者にお話をおうかがいます。
    
なお記念講演会場は手賀沼公園所在のアビスタ(我孫子市生涯学習センタ―)および、この度完成予定の我孫子駅南口駅前けやきプラザふれあいホ―ルとなりますので、あわせてお間違えのないようご案内いたします。