169.「志賀直哉の衣食住」

第73回面白白樺倶楽部のご案内

講師 大河内昭爾 氏 (武蔵野大学名誉教授・日本文芸家協会理事)
期日 2007年6月8日(金)18時30分より
場所 当館コミュニティールーム

今回は白樺文学館の人気販売図書の一つ、志賀直哉の「随筆 衣食住」の編者大河内先生にお話をおうかがいすることといたしました。人間志賀直哉の日常生活のエピソードと小説家としての比較対照などが楽しみです。

大河内先生よりのコメント
志賀の小説作法は、物語のために話を都合よく作るのではなくて、自分の心に納得のいくかたちで話を運ぼうとする。もちろんよみもの作者でなく、文学作者は大なり小なりそのへんの機微は同様であろうが、志賀はその点潔癖すぎるほど潔癖だった。それ故、「文学の神様」といわれたり、戦前には現代文学の最高峰のようにみなされたのである。志賀はケガをした犬が、傷を舌でなめながら、時間をかけて治すように、心の傷をなめながら、自然に治るのを待っているように小説を書いた。つまり精神と肉体の調和をはかるために時間をかけて小説を書いているのである。時が自然に治してくれる。精神にうけた傷を肉体にうけた傷と同様に扱おうとする。それが、芥川龍之介が晩年志賀直哉を意識し、あこがれたことのすべてだった。

第73回面白白樺倶楽部  「志賀直哉の衣食住」
講師略歴:
大河内昭爾 氏
大河内昭爾 氏

大河内昭爾 氏
略歴:
昭和3年3月7日 鹿児島市に生まれる(本籍地:宮崎県)
昭和28年 早稲田大学第一文学部文学科国文専修卒業
昭和63年4月〜平成8年3月 武蔵野女子大学学長
平成3年4月〜平成6年1月 武蔵野女子学院学院長
平成10年4月〜現在に至る 武蔵野大学名誉教授      
平成10年4月〜現在に至る 日本文藝家協会理事

日時: 2007年6月8日(金) 18時30分より
場所: 白樺文学館 コミュニテイルーム
参加費: 1000円
定員: 定員25名

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