198.我孫中生、白樺文学館で職場体験!!

去る8月19日(火)から22日(金)までの4日間、市内我孫子中学校2年生4名が職場体験に来ました。渡辺副館長をはじめ多くのスタッフの指導のもと、館の運営に関わるあらゆる仕事を体験してもらいました。

オリエンテーリング中の竹内さんと染谷さん
オリエンテーリング中の
竹内さんと染谷さん
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キャプション製作の実習をしている左から中島君、染谷さん、竹内さん
キャプション製作の実習をしている
左から中島君、染谷さん、竹内さん
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制作したキャプションを示す中島君
制作したキャプションを示す中島君
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1日目はまず、館内の展示物の外観を知ってもらうための館内オリエンテーリング。みなさん、懸命に問題に取り組んでいました。結果は全員ほぼ正解。頼もしい限りでした。

その後、渡辺副館長より白樺文学館の概要についての講義。続いてスタッフの木下川さんから館内施設についてパソコンを活用しての説明。来館者への安全対策などを学習しました。

午後はキャプション(展示解説板)製作の実習です。

キャプション製作は文学館スタッフの重要な仕事の一つです。完成品は現在、コミュニテイールームの竹久夢二の作品の横に解説板として展示されています。

2日目は副館長の車に同乗して、旧武者小路実篤邸、三樹荘(旧柳宗悦邸)を訪問、志賀直哉がのぼった椎の木の大木などを見てきました。

午後はスタッフの矢野さんから白樺五人衆(志賀直哉、武者小路実篤、柳宗悦、兼子夫人、バーナード・リーチ)についての講義がありました。

3日目からはいよいよ待望の接客練習です。今回の体験学習で生徒のみなさんが一番体験したかったことです。今まで学習してきたことをベースに、お互いを来館者に見立てて練習を重ねました。スタッフの方々にも来館者になってもらいました。午後遅くなってから来られた来館者が初めての実践体験になりました。だまって微笑まれて聞いていてくださったのが印象的でした。

またこの日は、スタッフの田中さんから館内資料の保存と管理についての講義がありました。これは文学館の宝物の保存・管理に関することで、まさに館の生命そのものといえるでしょう。

当館が販売するグッズについてもスタッフの伊藤さんから説明がありました。終了後、直ちに販売活動を来館者に向けて始めたのには驚きましたが、それがまたよく売れたのです。

開館前の清掃
開館前の清掃
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樋口先生に説明している岡田君
樋口先生に説明している岡田君
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来館者に説明している染谷さん
来館者に説明している染谷さん
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4日目、いよいよ最終日。今日は終日、接客実習です。開館前に館内外を清掃しました。午後はフィナーレを飾るにふさわしい来館者の入りでした。

生徒のみなさんはそのすべてに対応し、その度毎に解説技能も進化していきました。中学校から学年主任の樋口先生が見えられました。普段は授業を受けている生徒さんが今日は反対に、先生になって白樺派文人について解説をする姿は、緊張の中にも笑顔があって、誇らしげにみえました。先生からもおおいに褒められました。

閉館前に市内小学校の先生方が団体で来られました。先生方にお願いして生徒のみなさんに接客してもらいました。さきほど、樋口先生から褒めていただいたこともあって大人数にもかかわらず元気に説明でき、拍手までいただきました。生徒のみなさんの満足そうな顔が印象的でした。

明快な口調で懇切丁寧に説明する染谷さんは白樺派文人たちと我孫子の人々との関係についてもよく勉強し、説明も内容豊かなものがありました。

私たち白樺文学館スタッフ一同の願いは、市民のみなさまにもっとよく白樺派文人たちのことを知っていただくことです。ここ我孫子の地が日本の近代文化、芸術の発展に大きく寄与したのだということを、市民としての誇りとしていただきたいのです。

今回、我孫子中学の先生方におかれましては職場体験事業所として当館を選んでいただいたことは、この趣旨からして大変ありがたいことでありました。生徒さんの今後のご活躍を祈念いたします。

竹下賢治記